里山の再生-サギが巣をする鬱蒼とした暗い里山が手を入れたことにより見事に若々しく明るい山に変わった。

里山の再生 – サギ が巣をする 鬱蒼 とした暗い 里山 が手を入れたことにより見事に若々しい明るい山に変わった。
今年の2月頃、サギが営巣する 里山の整備 始めた。
  
冬場 なので 落葉 しているのでこれでも森の中が見通せるが、夏から秋の時点では 鬱蒼 としていて暗く 下草 はほとんどなく、熊 なんかに出会ったらどうしようと 薄気味悪い場所 だった。森の中は 地面 に 下草 も乏しく 常に湿った感じ だった。
里山の再生、この場所は、サギ山 、いわゆる サギが集団で巣を作ってる場所 で住民が 鳴き声 や 糞の被害 で困っておられた。地域住民から 豊岡市 に 陳情 があって、このミッションは計画された。地域と役所と 神鍋白工房 との サギ対策 里山の再生 の挑戦だった。

まずは林地に 作業道 を入れて、作業環境を作る。

昔、一度伐られたであろう山、株の元から数本の株立してるのは 里山の特徴 である。伐った後から彦ばえ(萌芽)が育ち、複数本が大きく育っている。
ここでの、整備の方針 は、サギ を数年かけて緩やかにバックしてもらう感じ。名付けて『 鷺スローバック作戦 』山全体が明るく風通しもよく サギの後退。合わせて 熊・鹿 などの 獣害被害の抑制 出来たり、生物の多様性 ができたら 里山の再生 ミッション成功。

葉がない時期 に伐ったので、大丈夫なのか?やり過ぎじゃないか?前から見たらスカスカ、山頂部もバッサリ伐ったので空が低い位置から見えるようになったり。山が低くなったみたいに思える。

この春は 気象変動 が激しく、いろいろな事にまで影響した。なんとサギは 出石の初午 の時期までは絶対戻ってこないという通説を見事に裏切り3月3日に早々と戻ってきたのである。1ケ月程の誤算。市からは 林業 に支障をきたして申し訳ないが 子サギ が巣立つまで、ごく近い場所での作業は厳禁、いったん退去願いたいとのこと。仕方なくサギと遠い裏の方から山頂に向けての作業に変更。伐採した原木の片付けも出来ずに放置した結果、今になって、片付けに戻ってきたという流れである。
———-
里山の再生。半年後戻ってきて、山の状況はとんでもなく変わっていた。

サギの巣の下は 羽だらけ 糞だらけ。
でも 光が地面に射すようになった ことで山全体が緑で覆われてきた。いわゆる 下層植生の活性化 が顕著に出てる。

地面を削った 作業道 のところも草で覆われている。但東町 の 鹿の多発地帯 においてこの回復力は目に見張る結果である。
里山の再生 里山の再生 萌芽更新
シカの食害 による 新芽 の 成長被害 の心配があったが、どうもクリアしたようである。
しかも 下層植生 が 繁茂 してくると コナラ ・ アベマキ 等の 新芽 より別のモノを食べたいと思える。いったんある程度まで成長したら渋み苦みが出てくるのだろうかいくらか食べた 痕 跡は有るが、萌芽更新 が 成功 した 模様 。
もともと、ネジキ や サカキ 、ヒサカキ などは食べなくてすぐ再生できる木だし、リョウブ や ソヨゴ なんかはよく食われる木だけど ほぼ 再生 していた。
バッサリやって見通しが良くなったので 昼 間に出てくることは無くなったのと、他の 餌 になる 美味しいものが育ったからかなと 推測 する。
写真 をよく見てもらったらわかるけど、アベマキ でも 旺盛 に 萌芽更新 したものと全くできなかったものが有る。これはどこの 里山 でも見られる 現象 ですが、伐る時 にはわからない。あえて高めの高さで伐って更新を促しているものの結果が出なかったものは半分くらいある。これも 自然の摂理 なのかもしれない。ただ翌年出てくるという場合もある事を他の 場所 では確認してるので 経過 を見守ろうと思う。
翌年の春 には 山菜 がよく採れると思う。こんな 里山再生 をいつもしてて、心のワクワク が止まらない。

鳥獣害対策-森林整備することで地域の問題解決が出来る妙案があった!

そして、こんな整備から得られる材を活用してや10ミクロンの炭を作ったりするのである。
適材適所で資源活用。


お問い合わせ はこちら mail ⇒ koujitanuma@gmail.com

森は命の素 、森 ・ 里 ・ 川 ・ 海 。すべてはつながっている 。森は農地も守り 川を生かし 海を養う 。
木酢液 や 炭 を使って楽しく 心豊かに暮らす 。。。



自然 とは、字のごとく 自ずからの然り方(ありかた)と書き、人間が何もしなくても成立する仕組みの事を言います。自然界 には この鉄分をはじめとする ミネラル循環 のあり方もそのひとつです。
数十億年単位の長い時間、鉄分・ミネラル循環 によって自然 はたいへんうまく機能していました。
いま世界中の 荒地 では、アルカリ性 が強いため、鉄分が 循環 することができずに、植物 が枯れてしまっています。鉄分 や ミネラル が全く循環してないと、植物 は育ちません。
地球 は 植物 が作り出す 化学物質の力 で、土の中の 鉄分 を溶かして、循環させる という仕組みを 数十億年前 に作り上げました。とくに 森の腐葉土 には フルボ酸 と言う 酸 が 生成 され、鉄分 が 水に溶けて 川に流れて 農地 にたどり着いたり 海にたどり着き 、海の プランクトン や 海藻、魚 などの 生き物 に 鉄分を供給 しています。動植物 が吸収できる形で溶かし 動植物の体 に吸収され、循環の輪 が繋がっていました。
じつは この妙なる仕組み が、ここ 100年 と言う 短期間 でもろくも壊れてしまったのです。
農地の お米、野菜・果物 は ミネラル不足 、海は 磯焼け の状態です。すべての生き物 は、自然界の鉄・ミネラル循環 に依存しています。
これからは、植物の研究 、森の研究 、農業分野 、畜産分野 、漁業分野で 、鉄の循環の必要性 が強く認識される時代が到来します。森の木を伐り 、新陳代謝 させることで 広葉樹の森 を蘇らせ、自然の妙なる循環 を取り戻したいと思っています。森が生き返り 、里地が繁栄し 、川がキレイにになり 、海が豊かになる 。森里川海 の繋がりが 命の循環 になる。そんな ごく当り前な事 を取り戻したい。だから 炭を焼き 、薪を作る 毎日がある。
【炭焼きは世界を救う !!】【炭を焼く事で世の中を笑顔 にしたい!】
日本の国土 の2/3を占める 森林 を適正に 整備 ・利用 する事で 森・里・川・海 を守れ地域が抱えてる様々な問題 が解決する事と信じています。炭のあるライフスタイルの提案 ・ 啓蒙 を進めたいと考えます。

里山整備 、 炭 や  のこと、薪ストーブの事、炭焼き副産物 の事なんでもご相談ください。神鍋白炭工房

Facebook Comments
PAGE TOP