ディスプレイ薪-薪棚に薪を積んで見せる用の「見せ薪」を作るコツ

ディスプレイ薪棚 に 薪 を積んで見せる用のモノを作るコツをちょっと書いてみる

よく、店舗ディスプレイ などで 薪を飾る パターン がある。店舗 に 薪ストーブ をお使いの所や、ご家庭 でも実際 燃やす薪 ではなく、ファッション的 ないわゆる「 格好つけ薪 」も 必要 かと思う。

ディスプレイ薪

今回、38個の数で長さ 1尺2寸 の 直径 5寸~6寸前後 のモノを作るため、まず 伐りたての薪 を納品するよう 伐採 に入る。

なぜ、伐りたて を届けるかって?
それは 雨ざらし になると 色が鈍ってくる ので 雨にかけず乾かす と 皮目 も 断面もきれいに仕上がる 。
そして 薪のイメージ的 に 樹種 は コナラ が良いので コナラ100% で 準備 する。
本当は 伐り旬 ってのがあって、秋の彼岸 以降が良いのですが、この時期 注文 をもらったら仕方がないのはご勘弁を。


ここで 薪屋 が伝授する【 薪作りのコツ 】

■ 薪の管理 で【これだけはしておこう】という3つのコト・・・

これだけのことをしておけば、時間が空くタイミングまで 薪づくり作業 ができなくとも、原木 や 玉切り の状態は悪くなりにくくなります。

1.地面から浮かす

地面に直置きしてしまうと、ずっと地面と接している部分ができるかと思います。そこに雨が降ると、当然ですが地面についた木が水を吸い上げてしまったり、接している部分の水がきれにくく腐りやすい状態となってしまいます。土壌 には 微生物 がいて湿潤な状況を好む 木材腐朽菌 が繁殖して腐れる。

また 湿った木材 には【 シロアリ 】が来ると考えてください。地面に直置きで放置すれば、腐朽菌だけでなく、必ずシロアリがおいしい餌を求めてやってきますので要注意です。シロアリは薪の損失だけでなく、木造住宅にとっても避けたい天敵。こういった、腐朽菌と ロアリ対策 のため、原木の状態でも、玉切りの状態でも、もちろん薪の状態でも、できればコンクリートブロックなど木材でないもので、【 かならず地面から浮かす 】ようにしましょう。

2.長期間雨ざらしにしすぎない

薪を乾燥 させる時、プロ生産現場 では常識的にしばらく雨ざらしにするという工程があります。樹皮に潜んだ虫対策と、薪の乾燥を促進 するために有効なのです。

まず、木材に割った面など外部から水分にさらされることにより樹脂が水に溶け出し代わりに水分が侵入する。写真でもわかるようにこげ茶色の汁が出る。樹脂 が入ってる状況では乾燥が時間がかかるがこの水分は外気温の上昇で蒸発し乾きやすい。というわけで薪雨ざらしは乾燥を促進できるのである。

ただ、過ぎたるは、及ばざるがごとし。あまりやりすぎると濡れた状態が長引くと木材腐朽菌が繁殖したりカビが出たりきのこが生えたり虫の繁殖の場所にもなります。やりすぎると、広葉樹などで長く燃える際に必要なヤニなどの脂分が流れすぎてしまって、スカスカの薪 になってしまう。

 

3.家にくっつけない
薪は風通しの良い環境に積むことが重要。だから家に引っ付けると乾燥しにくく、虫の繁殖場所になったりシロアリの餌食になったりするリスクもある。仮に家の壁面に積んだとしても少しの空間を開けて積むことが重要。

色の綺麗な薪積みを見せたいなら、乾燥に時間はかかるけど雨ざらしをせず、風通しの良い場所に積むことである。
今回の納品先へは手ごろな直径の薪玉をコナラで揃えてみた。

 


森は命の素、森・里・川・海。すべてはつながっている。森は農地も守り川を生かし海を養う。

薪ストーブを使って楽しく心豊かに暮らす。。。

里山

 

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