炭焼き神鍋白炭

今朝、いつもお世話になっている豊岡市のコウノトリ共生課の若●さんから
突然の電話が有り、今から行っても良いですか？との事

僕らに若●さんからの依頼に断れる理由は無いので…（笑）

それと言うのが、大学教授さんをお連れし、神鍋白炭工房さんを見せたいとの事
時間が無くて１件ぐらいしか訪問できないので、
であれば是非神鍋白炭工房さんをと思い…との内容だった。

お客さんを乗せられていたから今回は小奇麗な公用車のプリウスで…
（いつもはもうちょっと地味な軽自動車でしたが…）

降りて来られた方を見てビックリ！！
毎週、日曜日の朝の４ｃｈで見ているサンデーモーニングの出演者の涌井教授でした。

この方は環境問題についても専門で、個人的にもとっても好きな方。

写真を撮らせて戴こうと思ったら、若●さんが僕の携帯で一緒に撮ってくれた。
ということで一緒に記念撮影です
アップはこちら

いろいろ神鍋白炭工房の世界に誇る炭焼きシステムから、地域循環型のことやら
現状の森林の状況やら、話はいつも通り、盛り上がり涌井先生も環境学が専門だし
造園家でもありとてもこのような内容の話はお詳しいのでこちらもとても勉強になった。

炭の燃焼比較実験やら　アップはこちら
左側が神鍋白炭２級品　　右側がマングローブ炭。やはり炎を出して燃えています。

炭の通電性の比較実験やら見ていただき　アップはこちら
いろんな炭の特製を理解していただけたと思う。

先生がおっしゃるには
東京の方のとある区では各家庭からの排水に炭をネット入りにした物を置く事で
水の浄化を行い、すると行政の下水処理の負担が軽くなって助かっているとの報告も
あると聞いた。
豊岡市としても環境先進都市として、炭の効能はすでに周知の事実なんだから
もっと活用すべきだと思いました。涌井先生も相当すすめておられました。

そんなこんなで…　

このあと、小田●君が来て話してたんだけど
行政として何か支援していただけるのであれば、炭や薪なんかの消費の支援を
予算付けて買い上げてほしいよねって。

豊岡市が環境先進都市でエコバレーの政策の一つとして
炭を買い上げて各地区の公民館に備蓄する。災害時に非常用の燃料として備蓄する。
水道が被害にあった時は白炭で浄化出来るし
床下など浸水したら除湿剤としても活躍する。
臭いの出るような物で被害に合えば吸着能力もとても高いので活躍するであろう。
定期的に更新し、イベント等で活用するのもいいし、
どこか他所の地域が被災したら救援物資で送るのもできる。
実際に佐用町の被災地では床下に炭がほしいと要望が有ったみたいだし。
豊岡市は過去に被災経験があるのでその辺はわかってらっしゃると思うけど。

あと、重要なのは炭を備蓄することで炭素を固定化することが出来るとう利点。
この数値はたしか１トンの白炭（炭素率95％）であれば温暖化ガスＣＯ2の削減値
がおよそ３．５トン/ＣＯ2ぐらい効果が有る。燃やした所で排出ゼロ（カーボンニュートラル）

この事をもう少し膨らませて公共の剪定枝の処理とか公共事業で出た支障木の処理とか
を組み入れストーリーにしたり、出来た炭を公共の施設の環境改善に帰すとか。

是非、行政で実践してほしいですね。
そして、そう言った取り組みを全世界にアピールしてほしい。
世界的環境先進都市にふさわしい取り組みにならないかなぁ
エコツーリズムに組み入れて見たら面白い事が出来そう。。。

勝手な豊岡市の未来予想図を考えて見ました。
だれか…実践するチカラ貸してほしいですね。

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