今朝は、僕の農の師匠でもある西途謹吾さんが1年に1回堆肥を仕込む時。
夏の土用時分の一番暑い時期に、自家製バーク堆肥を仕込まれる。
僕は西途謹吾さんには大変お世話になっているので、
勉強方々いつも作業アシスタントを申し出て手伝わせてもらっている。
こんな事を申し出る方が僕以外にも沢山おられ
夜明け前の作業場所は賑やか。
この作り方の様子は本来なら企業秘密なのだろうが…
西途中謹吾さんは一般公開してもかまわないそうなので
ブログに記してしまいます。
バーク(木材の皮などの粉砕品)を毎年15トンぐらい購入されている。
2メートル角ぐらいの木製型枠にバークをフォークで入れて行き
少しづつ…ぎゅうぎゅうに踏みつけ、型枠の高さ約50cmぐらい積む。
そこで鶏フンを一袋バラまく。その鶏フンの上に尿素をスコップ1杯まく。
これは微生物の発酵の基本になる西途さんが長年かかって編み出した手法。
微生物の力学とでも言うべきか、ものすごくサイエンスな部分。
型枠を引き上げ、この工程を5段積み作る。
高さは2メートル50センチぐらいの高さにまで達する。
最後に型枠を抜き取り上部を雨が溜まらないようにバークをドーム型に積み仕上げ。
積み上がったバーク堆肥を特殊シートでコートし熟成させる。
このーシートは光は通すけど熱は通さない。
微生物学的に最適なこの時期に仕込まれた堆肥はこの冬から使える物になる。
完熟堆肥が出来たら、農業は9割成功したとも言える。
これで無農薬が実現できるのである。
僕は、この宇宙の原理、完熟堆肥をモンスターと呼ぶことにしている。
このあとまた、
また繰り返し、となりに次のモンスターを作っていくのである。
1年間に5本のモンスターを積まれます。
なんせ真夏の作業なので夜明け前に行われます。
それでも、汗だく…
そして……夜明け前の蝉の鳴き声は滅茶苦茶うるさい…
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僕らの地球に負荷の少ない優しい生活、自然を愛する心…もっと広がればいいな☆
神鍋白炭工房、ロハスに炭焼き頑張ります。
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