木熊- むかしむかし 、おじいさんは山へ柴刈りに 、おばあさんは川へ洗濯に … 日本では 薪が家庭の燃料源 であった。
よく 芝刈り と 勘違い されてるが、本当は 柴刈り である。
これらを背負って山から帰って、生活の燃料 にしていたのである。
今でもたまに山で 木熊 に出会う。風呂 を 薪 で沸かしているんだろうなぁと思う。
昔から日本では薪が 家庭の燃料源 として活用されてきた。
昭和の初期 はこのような 木熊 とよばれる 薪棚 が 山間部 にたくさん作られた。山で仕事 して 薪棚を積む 。木熊を組む という表現をうちの父もよく使っていた。 山でおよそ2年分の 燃料を備蓄 していた。家の中で 家族が病気になったり しても 燃料 だけは確保しておくという 昔の人の知恵 がそこにあり、燃料が確保できているという 安心感 が 生活の中に重要だった に違いない。
山の中で薪を積む という意味は、風通しの良い広い場所 が使えるということと、重量物を 山中 で作業することでの 作業効率 が良さ、そして乾燥して 軽くなったもの を必要なだけ持ち帰るという事であったらしい。
日本昔話 を思い出してみてください。大抵の話は、おじいさんは山へ『柴刈り』※1(たきぎ用の木を取り)におばあさんは川へ洗濯に…とか。
かちかち山 では柴を背負う話、etc かぐや姫 なんかは 生活に密着 してた竹を伐りに行く話 ですね。
日本人は里山で食料、燃料を確保 するのが仕事のベースだったことがわかります。
昔は人々の生活圏は歩いて動ける範囲内で、燃料 から 食料 から何でも調達できた。それでいて、生活が成り立っていたのは有る意味理想ですね。裕福 だったかどうかは 価値観 が問題なのでこの場でどうこう言うつもりはありませんが、なんか昔がうらやましく感じます。
木熊に積んである木を見て思うのですが、昔の人の知恵 で 炭焼き に使う比較的大きなものは 炭の原木 に回し細い部分をたきぎとして利用した。
それより細い枝先は『おどろ』※2として束ね、山で半年程度転がしておいて乾かして使ったらしい。
写真の 木熊 も見てわかるとおり細い枝ばかり利用している。
生木を里に持って帰ると重たいので、山でこのように積んで上に板切れとか トタン板 をかけて半年程度 自然乾燥 させていたらしい。そうすることで乾燥重量は 生木 の時より軽く持ち運びに楽なので… 生活の知恵 ってすごいですね。
※1『柴刈り』とは・・・低木を刈ったり、枯れ枝を たきぎ として利用するために拾い集めたりして山の雑木林の手入れをすることのようです。昔の人々にとって山の雑木林は,腐葉土,木の実,キノコの類、炭の材料,獣の棲家,等 生活に密着 したかけがえのない資源だったのです。ということで、しょっちゅう柴刈り必要だった。。。
※2『おどろ』とは・・・ 但馬地方の方言 で小枝(たきぎ)、木の枝の束 のこと。 小枝の直径1cm程度、長さ約1mまでにして、直径50~60cmぐらいにした小枝の束。山から家にもって帰る小枝。ガスのない時代、風呂 を沸かすとき、ご飯を炊く ときなどに使ったとのこと
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