神鍋白炭工房 ブログ-毎日北へ南へ東へ西へ

木灰-火鉢、あく抜き、染色、ガラス加工に

木灰 -木の燃えた灰って言えども、火鉢 、あく抜き 、染色 、ガラス加工 等使います。

木灰が年々、市民権を得て通販でもに全国各地へ飛び立っていきます。
近頃もあちこちから ネット通販 で注文が入ります。
時には販売目的で 野菜専門店 なども 大口 で買ってくださいます。道の駅 とかでも春には大量に 小袋商品 が出ます。山菜のアク抜き には 最高 ですよね。
秋の今の時期、ご注文をいただく 木灰 は何に使うんだろう?火鉢、長火鉢、囲炉裏の床用の木灰かな?
長火鉢

木灰

木灰
染色の関係でアルカリ質な木灰を使うと言う話しも戴いた事があります。
tochinomi04     栃餅
楽器のヴァイオリンの塗装だったかに使いたい的な問い合わせが有ったりもした。ガラス工房でクリアガラスを作るのにアルカリ質な木灰が必要だと言う話しも有った。

やはり秋には栃餅を作る際の苦い栃の実のアク抜きが木灰がとにかく最高でもある。香りを引き出し苦みを消す。風味を損ねず。苦みを消す事が出来るのはとにかく不思議。この原理を発見した人は本当に天才だと思う。よくもまあ先人の方は木灰の使用方法を見つけたものです。昔の食料難だったころ米の代わりの代用食であったはずの栃の実が今では高級な食材になってしまっている。世の中は原点回帰してる。

昔話で花さか爺さんが撒いた木灰の話は、あながちフィクションでは無いようですね。「枯木に花を咲かせましょう!!」とは酸化劣化した状態の物を還元蘇生すると言う事であると思う。炭にしろ木灰にしろ、高温で処理されたアルカリ性な物質。酸化還元力が高い!!
劣化した物が還元され元気を取り戻し、枯れ木のようなものが生き生きと生き帰り花を咲かせると言う事はほんとにすばらしい

地元の方に木灰が売れてるというと、
『へぇーーーーそんなもんがやぁーー』って感じだけど

先人の知恵、原点回帰、こんなものがこれから未来には売れるのです。そんな未来に期待したい。

木灰

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