とち餅の作り方
-但馬名物 の 美味しい栃餅 を作るには 先人からの知恵 で 木灰 が欠かせなかった。。
親戚の叔母から、とち餅 をもらいました。
神鍋高原 で 僕が何年か前に拾った 栃の実 で作ったものです。
そこで、重要なポイント。。。このほんまもんの とち餅の独特な美味しさ を作る秘密とは何でしょう?
じつはアク抜きに使われる 木灰 なんです。
栃の実 って、そのままでは人間は食べる事は出来ないくらい苦いのです。
でも、じつは鹿は平気で食べてます。
ですから近年 栃の実 は鹿に食べられてしまい取れないってのも有り、栃の実は貴重なのです。
今回の とち餅 も我が工房の副産物の 楢の木 中心の 木灰 が使われています。
木灰ってアルカリ質でミネラルも多量に含んでおり、これが独特の餅餅の風味を醸し出し、絶妙に苦味を取ります。
昔は里山が活用され薪炭の利用が主だった。
木灰は各家庭に当たり前にあり、普通に山菜のアク抜きとか、いろいろ使われてきたそうです。
昔、これであの苦い栃の実を食べれるように考えた人、天才ですよね!!
でも、今・・・木灰が無い!!貴重品なんですよね。聞くところによるととち餅屋さんも木灰の調達には大変だそうで代替品の研究もかなりやられたそうですが長年の研究で行き着いた結論は。木灰に勝るものは無い!!
しかも栃が生えていた地元の堅木と呼ばれる広葉樹の堅い木のもの。結局これが無いと始まらない。
堅木といえば広葉樹の堅い木で、主には楢、クヌギ、ブナなどです。
とち餅の作り方
写真の発泡スチロール容器の中には皮をむいてしばらく山からの清水の流水につけられ下処理されたとちの実を木灰につけられた状態。この時点だけ見るとあまり綺麗なものでも無く、むしろグロテスク!でも出来上がったとち餅は不思議なくらい美味しい。自然の力はすごい。昔の人はよく考えついたって不思議です。
神鍋白炭工房では木の半端もので木灰をつくります。炭窯でもわずか木灰は取れますが、あくまでも副産物で量はなかなかありません。でも、神鍋白炭工房の木灰は ほんまもんなので結構人気があります。
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木灰ってそれだけで木を燃やして作ろうと思えば木から出来る量っておよそ2%。
1トンの木を燃やして作って、20kgしか取れないって計算。
神鍋白炭工房では通販で良く売れてる商品のひとつです。全国の方からネットで注文いただいてます。
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